金つなぎ・非日常療法のすべて

自助努力・身の丈サイズの、がん(ほか難病・大病)患者会「がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会」の、”勝ち抜き実践記録”をすべて公開。後に続く病友の治癒と安寧のために…!

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★逝かれた絵門ゆう子さんに学ぶこと

元NHKアナウンサーでエッセイストの絵門ゆう子(えもん・ゆうこ、本名・三門裕子=みかど・ゆうこ)さんが、転移性乳がんのため逝去された。 49歳と聞いた 、…あまりに若すぎる。


NHKでは池田裕子の名前でニュース番組などを担当、退職後はフリーアナウンサーや女優として活動された。平成12年にがん告知を受けたことを公表、併せて、すでに首の骨、肝臓、脊髄などに転移していることも発表された。 それでも執筆や講演に活動の場を広げ、精力的に生き続ける姿をみせておられたというのに。


彼女の明るく率直な生き方にはファンも多く、体じゅうに転移したがんを治すために怪しげな民間療法や、超能力者もどき、健康食品にもはまったことなど、自らの取り組みををさらけ出した著書を読んで、泣き笑いのエールを贈った病友も多いことだろう。


私こと、絵門さんを直接は存じ上げないが、旧知の編集者・平野弘美さん(月刊「フィジシャン」)が絵門さんの乳がんの本をまとめたおりに、ほんの少しばかり協力し、そのご縁で出来上がった著書を20冊購入し、病友がたにプレゼントしたご縁があるばかりである。
その彼女は、「明るく強く前向きに!」と金つなぎの会が11年前から掲げてきたモットーをそのままに、積極的ながんの予後を生ききって逝かれた。


当初、近代医療(西洋医学)を拒否した絵門さんは「がん死した母が、抗がん治療で苦しんで逝った姿を思い出すと辛くて、私は受けない!」と言われたそうだ。
「…だめよっ!いま、近代医療の選択肢があるうちに、あなたの気力・体力に応じた抗がん治療に
取り組まなければ!」。 届かぬ言葉と知りながら、テレビ画面に映った当時の絵門さんに、私はむなしい言葉をかけたのだった。 その言葉を改めてここに紹介させていただくのは、ほかでもない、後に続く病友の参考に供したいから…。


たとえばがんは、ぼうぼうと燃えさかる燎原の火である。初期消火、科学消防力の効果こそが勢いづいた火を消す事が出来る。同様に終末のときも、近代医療の対症療法が患者の痛みや苦しみを取り除いてくれる。
初期と終末期における取り組みを誤ったばかりに、苦しんで後悔して逝かれた病友を、これまでにいったい幾人見送ってきたことだろう。


一度限りの人生を、自分らしく生きて逝かれたようにみえる絵門さん。果たして彼女に、悔いはなかっただろうか?


がんの医療は、日進月歩である。5年前、10年前に比べれば治療の選択肢も増え、新たな抗がん剤はもちろん,その他の有効な治療法も多く開発されている。
かつて、誰かが苦しんで亡くなられたその治療法も、今ではもっと患者にやさしく進歩しているケースがほとんどである。代替療法も補完療法も、主となる近代療法があってこその"代替"であり、"補完"であるということを、健常なときにこそ誰もが理解しておくべきであろう。


近代医療を拒否しその他の療法に縋った絵門さんが、「このベッド、100万円よ。波動が出てるの。あ、このマットは17万円ね」などとテレビで語っておられる姿を、まことにほろ苦くせつなく拝見したことであった。


終末期は、遠回りの末に辿りついた聖路加病院で、心やさしい医師や看護師さんらに手厚く見守られたという絵門さんは、自宅でマッサージを受けているおりに 「息が苦しい」と訴え、救急車で搬送され、その夜静かに逝かれたという。 がん患者の理想の逝き方でこの世とお別れをされた彼女に学ぶことは、近代医療の受け方と終末の迎え方である。 金つなぎの会では、近代医療の恩恵を120%享受して初期、中期を闘い、終末期は病友の絆づくりと死生観の涵養で自分らしく悔いなく生ききる!と決めているのだが。 

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  1. 2006/04/14(金) 16:40:36|
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Author:さくら・さくら
☆乳がん、卵巣がんを相次いで病み、余命半年の病状から生還した多重がん患者

☆がんを明るく前向きに語る金つなぎの会 代表

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